5月27日、お泊り保育(2日目)

 昨日の夜からぐっすり寝た子どもたちは、朝7時前に起床。朝食は、自分でつくるおにぎりです。ラップにのせたごはんに鮭や梅干を入れて自分で握って食べました。その後は2日目の活動の時計作りをしました。時計にニス(透明塗料)を塗ったり文字盤を作ったり、飾りのコルクボードに細工をしたりと、細かい作業を根気強くしました。完成は後日になりますが、完成した時計を見るとお泊り保育を思い出してほしいと考え作りました。すべての予定を終了し、11時にお迎えに来てもらいました。お父さん・お母さんの顔を見てニコッと微笑んだ子どもたちの笑顔が印象的でした。


 今年のお泊り保育は、「魔女」をテーマに子どもたちと作り上げてきました。、突然保育園に舞い込んだ一通の手紙。そこには、ほうきのマークが記されていました。子どもたちと考えたところ、「魔女さん」からの手紙だとわかりました。それから何度か手紙のやりとりをし、比叡山に住んでいるであろう魔女に会いに行くため、お泊り保育をすることになりました。そして、昨日のキャンプファイアーの時に、魔女が登場......
 お泊り保育を単なる行事と捉えるだけでなく、「魔女」に会うという楽しみ・期待を子どもたちに抱かせながら、うめ組になってから日々の保育に取り組んできました。その結果、子どもたちにとってお泊り保育の楽しみが増えたようです。
 あいにく、当日になって病気で参加できないお友だちが出てしまいましたが、そのお友だちのことを忘れることなく、いつもその場に居てくれているつもりで、19名の仲間はこの二日間を過ごしてきました。
 お泊り保育で比叡山に登るため、小さい頃から山にたくさん登ってきました。うめ組のお部屋前のテラスから見る比叡山に登ることは、年長組のお友だちにとって決して楽なことではありません。一歩一歩大地を踏みしめ、励ましあって登りきった時の達成感や満足感は何物にも代えることができない貴重な思い出や体験となりました。
 夜のキャンプファイアーの時、暗闇に燃え上がる炎をみつめながらフォークダンスを踊ったり歌をうたったり、お話を聞いたりという経験はお泊り保育の時にしかできません。そして、魔女が現れた時の子どもたちの驚きは...
 親と離れてお友だちと先生とで泊まり、朝目覚めたときの子どもたちの表情は自信に満ちていたように見えました。
 ちょっぴり不安で“どきどき わくわく”しながら始まったお泊り保育。この2日間を通して子どもたちは心身ともに大きく成長しました。お友だち同士や職員との絆はさらに深まり、また自信や自立心が芽生えました。この経験をいかし、これからの保育園生活を楽しんで欲しいし、何事にもチャレンジする気持ち、がんばればできるようになるという達成感や満足感、そしてもっとがんばろうという意欲を持ってくれればと思います。そしてたくさんの思い出をいつまでも忘れないでほしいと思います。
 私たち職員も子どもたちの姿を間近でみていて、数多く感動し学びました。この仕事の喜びを感じ、さらに頑張ろうという気持ちにさせてもらいました。たくさんの思い出をありがとう。
 また、お泊り保育のためにお休み等の協力をしてくださった他のクラスの保護者のみなさん、ありがとうございました。おかげさまで すばらしいお泊り保育ができました。

2006年5月
  トピックス

1日目(登山編へ)

1日目(保育園でのお楽しみ編へ)

 「おはようございます」 朝の体操
 自分の食べるおにぎりを
握りました
時計にニスを塗っています
文字盤となる桜の木の
輪切りにステンシルを
しています 
文字盤をボンドで
貼っています