3月24日、涙、涙の卒園式.....


 第30回卒園式を挙行し、うめ(年長)組20名が保育園を巣立って行きました。卒園の寂しい気持ち・悲しい気持ちを察したのか、お空は今にも泣き出しそう。そんななか、園庭で親子の集合写真を撮りました。保育園最後の集合写真は卒園アルバムを飾ります。そのあと卒園児がホールに入場してくるまでの間、保護者にスクリーンでこの一年の思い出の写真を見ていただきました。保育園での日常の姿、園外保育での姿、行事での姿などの写真を見ながら、うるうるされていた保護者も。そして、家族や在園児・職員の拍手のお迎えのなか、いよいよ卒園児がホールに入場。園歌をうたったあと、ひとりひとりが壇上で卒園証書を受け取りました。きびきびとした動作・堂々とした姿に成長の後を感じました。クライマックスは、卒園児ひとりひとりが自分の経験や思い出などを言う「お別れの言葉」。そのなかで「♪さようなら♪」「♪さよなら ぼくたちの保育園♪」を園児がうたったり、職員も門出を祝い「♪旅立ちの日に♪」を熱唱しました。子どもたちや保護者、そして先生も感極まって涙。いろんなことを思い出して泣きました。

 ともに喜び・笑い・泣いたり、励ましあったり、支えあった20名の仲間たち。 うめ組に進級して5月には『お泊り保育』があり、歩いて比叡山に登りました。保育園から見える大きな山に登れたことは比叡山のように大きな自信になったようです。また、楽しみにしていた魔女さんにも会えてびっくりしていました。
 『運動会』では、憧れの組体操や和太鼓演奏を心を一つにして発表し、たくさんの応援や拍手をもらいました。難しい鉄棒や跳び箱の台上前転にも挑戦し、諦めずに何度も何度も練習しました。
 『音楽会』では、たくさんの楽器を使って合奏をしたり、難しいピアニカも練習しました。とってもきれいな歌声に感動しました。
 最後の発表会の『おゆうぎかい』では、女の子はゆかたを着てしっとりと、男の子は元気に楽しくおゆうぎを披露し、劇では、「いっすんぼうし」うめ組バージョンを発表し、たくさんの笑いと感動の涙を誘いました。
 この一年を通してたくさんのことを体験し、学んできました。諦めずに最後までやり通すことの大切さ、できない悔しさ、できるようになった喜び、お友だちとケンカしたこと、優しくしてもらったこと、ひとりひとりいろんな思いを経験してきました。これから先、楽しいことばかりではなく、つらいことや悲しいこともたくさんあると思いますが、いろんなことに挑戦し、くじけずに乗り切ってほしいと心から願っています。また、人を思いやれる優しい気持ちを持ち続けてほしいと思います。
  
 保護者の皆様、ご卒園おめでとうございます。いろいろ保育園にご協力いただきありがとうございました。皆様のあたたかい言葉や態度に職員一同保育にがんばれました。ありがとうございました。大切なお子たちを鷹ヶ峯保育園に預けていただき、責任を感じながら一生懸命保育をさせていただいたつもりですが、いたらぬ点が多々あったことをお詫び申し上げます。園でのさまざまな経験が小学校に行っても活きてくれることを願っています。
 今日の卒園式でりっぱになられたお子たちの姿を見られて、脳裏にいろんなことがよぎられたのではないでしょうか。生まれたときのこと、ハイハイできたこと、歩き始めた頃のこと、病気をしたときのこと、そして保育園での数々の思い出が..... 
 入園したときは泣く子を先生に託し後ろ髪をひかれる思いで園を後にされたのではないでしょうか。そんな小さい子どもたちも、友だちができると保育園が大好きになってきました。成長するにしたがって、あんなこともこんなこともできるようになりました。発表会では笑いと涙と感動を与えてくれました。でも通いなれた保育園への送り迎えはもうできません。ベビーカーや手をひいて一緒に通った保育園。小学校ではそんなこともできません。保育園での数年が宝のような時間だったと思います。
 子育てはまだまだ続きます。これからも時には厳しく、時には優しく、いっぱいいっぱい愛情を注いであげてください
 
 午後からは、職員一同が謝恩会にお招きいただきありがとうございました。楽しくて時間のたつのが早く感じられました。企画・準備・進行に携われた保護者の皆様ご苦労さまでした。
 また、大勢の保護者からお礼や感謝の言葉をいっていただき感激しました。そのあたたかい言葉に励まされ、これからもこの仕事を頑張ろうと思います。
 今日は、感動した一日でした。卒園児のみんな、たくさんの思い出ありがとう。小学校にいっても頑張れ!! 保護者の皆さんありがとうございました。また、保育園に遊びに来てくださいね。皆様お幸せに!!

2007年3月
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