2008年3月  トピックス

3月24日、うめ組28名、涙の卒園式・・・   
 

 卒園の寂しい気持ち・悲しい気持ちを察したかのように登園時の空は曇っていました。しかし、式が始まると、皆の門出を祝福するためお日さまがニッコリ顔を出し、園庭では桜の花がちらほらと咲き始め、チューリップやスイセンも花びらを広げてくれました。
 そんななか、平成19年度、第31回卒園式を行いました。園庭での記念撮影の後、ホールでこの1年の思い出をスライドショーで振り返っていただきました。そして、お父さん・お母さん・おじいちゃん・おばあちゃん、来賓の方々、ゆり(年中)組のお友だち、職員の拍手のなか、うめ組の28名の園児たちが胸を張って入場してきました。もうハンカチで目頭をおさえておられるお母さんの姿も。保育園で何度も歌った園歌を斉唱し、一人ひとりが名前を呼ばれ壇上に上がって卒園証書を園長からもらいました。一番長く保育園にいたお友だちは、平成13年の8月に産まれて3ヶ月に満たないときから6年あまり保育園で過ごしてきました。みんなの堂々とした所作に年長組らしさが感じられました。
 卒園児による「お別れのことば」では、一人ひとりが保育園での思い出などを述べました。途中職員による歌『♪街は光の中に♪』や子どもたちのうた『♪ありがとう こころをこめて♪』『♪さよなら ぼくたちのほいくえん♪』も交えながら。
 子どもたちもご家族も職員も涙・涙.....最も感動する場面でした。
 そして、最後に胸を張ってご家族の前まで歩き、「僕たち、わたしたちはこんなに大きくなりました。今までありがとう」という感謝の気持ちをたくさん込めて一礼。担任と握手をして退場していき卒園式は終了しました。


 卒園したお友だちは、男の子21名、女の子7名のクラスだけあって、元気いっぱいのクラスでした。活発なだけあっていろんなことに興味を示してくれ、チャレンジ精神も旺盛でした。そのため5歳6歳の子どもたちとしては十分すぎるくらい色んなことができるようになりました。大きいクラスになれば、みんなと心をひとつに取り組むことや、挑戦して結果を出すことにも数多く取り組んできました。
 運動会でのバルーン・和太鼓・組体操、そして苦労した跳び箱やマットや鉄棒。なかなかできなくてくじけそうになっても頑張ったお友だち。出来なかったお友だちを応援し、出来た時に皆で喜びました。音楽会での鼓隊や大正琴。たくさんの楽器を使った合奏。バラバラだった音が一つになることの素晴らしさを耳や体で感じられるようになりました。おゆうぎ会では、おゆうぎをかっこよく決めたり笑わせてくれました。劇では長いセリフも覚えました。作品展では、根気のいる泥だんご作りやマフラーの編み物などにも挑戦、あきらめずにコツコツと頑張らないと完成しないんだということを知りました。
 園外保育では、左大文字、大文字、妙法、稲荷山、鞍馬山などたくさんの山登りも経験。お泊り保育では登れなかった比叡山も10月に登り、小さい頃からの目標を達成しました。園バスでのお出かけだけでなく、ミシガンやトロッコ列車、阪急電車や大阪モノレールなどにも乗りました。
 畑での野菜作りとクッキング保育。初めて取り組んだ、田んぼでの本格的なお米作りとおにぎりパーティー。
 思い出したらキリがありません。そんな楽しかった思い出を胸に巣立っていった28人のお友だち。保育園での思い出、お友だち、先生たちのことをいつまでも忘れないでください。小学校へ行っても新しいお友だちをたくさん作って、いろんなことにチャレンジしてください。

 午後からは謝恩会にお招きいただきました。みなさまのお陰で楽しいひと時を過ごすことができました。ほんとうにありがとうございました。

 保育園を卒園し、もうすぐ1年生。未来へはばたけ子どもたち。そして皆様のご家庭がますます幸せでありますように.....

職員が子どもたちに贈った歌 

  『♪街は光の中に♪』


                  作詞/作曲  三浦真理


1.今日のこのときを いつか思い出す
  希望と大きな夢をだいて歩いた日を
  今日は旅立ちの朝が来たけれど
  いつまでも覚えていよう この日のこと

2.涙ながす日が 誰もあるけれど
  空はいつもこの街をあたたかく見ている
  今がつらくても 夜はまた明ける
  微笑を忘れないで 歩いてゆこう

3.今日この街は どこか輝いて
  空に光る雲いっぱい 天使のプレゼント
  いつかこの街に 来る日もあるけど
  今だけは別れを言おう グッバイ アワ デイズ グッバイ
  
  微笑を忘れないで 歩いてゆこう