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9月30日コメ米日記2010 Q 〜脱穀・唐箕〜

 
 保育園には赤とんぼが遊びに来るようになりました。朝晩も随分と涼しくなり、秋の気配が感じられるようになってきましたね。
 今日は稲刈りの次の段階である、『足踏み脱穀機』と『唐箕(とうみ)』を使って“脱穀”と“選別”をおこないました。
 まずはみんながホールに集まり、鷹ヶ峯オリジナル(職員作曲です)のお米のお歌をうたっていると、ネズミたちが遊びに来てくれました。ネズミたちは干してあるお米の香りにつられてやってきたようです。でもどうしたら食べられるようになるのかわかりません。そこで またまた、おじいさんとおばあさんに相談をする事になりました。早速、おじいさんとおばあさんに“脱穀”と“選別”をすることを教えてもらい、チャレンジすることになりました。ネズミたちがおじいさんのお話を聞いていると何度も体験しているうめ(年長)組とゆり(年中)組の子どもたちはよく覚えていて、一緒になってネズミたちにレクチャーする姿もありましたよ。
 うめ組・ゆり組のお友だちは、1人ずつ足踏み脱穀機を使って脱穀を体験しました。子どもたちは先生と息を合わせながら、上手に脱穀することができました。ちゅうりっぷ組(2歳児)の子どもたちも手を使って一粒ずつお米を外し、脱穀のお手伝いをしてくれました。
 そして唐箕。クルクルとハンドルを回すと、足もとからお米が「ザーッ!!」と出てきます。子どもたちは出てくるお米に釘づけでした☆さくら(年少)組の子どもたちはその出てくる音が気にいったようで一緒になって「シャーシャーシャー♪」とお米が出てくる音をまねっこしていました。
 食べられるようになるまであと一歩!ネズミたちと一緒に保育園の子どもたちもお米作りを学んでいきたいと思います。さてお次はどんな工程が待っているでしょうか?お楽しみに…

☆足踏み脱穀機・・・針金のついたドラムを回転させながら、足でペダルを踏むと、勢いよくドラムが回転し、そこに稲穂を当てると、針金に当たって稲穂からお米だけが勢いよくはじき飛ばされ、お米が取れる道具です。稲穂を持って脱穀機にかけると「ガラガラガラ・・・」とすごい音がします。

☆唐箕・・・脱穀したお米には、たくさんの藁(わら)やゴミ、お米の入っていない空もみ等が混じっています。それを“選別”するための道具です。唐箕に付いているハンドルをグルグルと回すことによって起きる風で、軽いゴミや空のもみを吹き飛ばしてくれます。
 プールではありません  こうするんだよ! 
脱穀 唐箕

2010年9月
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