真っ暗な会場に揺らめくキャンドル。音楽に合わせて登場してきたうめ組の子どもたちによる、はじめのことばで音楽会が始まりました
　
　たんぽぽ組・０歳児のお友だちは、ネコ・ウサギ・イヌの可愛い動物さんに変身し、大好きなお母さまと一緒にふれあい遊びをしました。初めての大舞台でビックリしたとは思いますが、お母さまとふれあい楽しい時間になりました♪
　１歳児のお友だちは、『♪星空カーニバル♪』のテンポの良い音楽に合わせてすずを持って楽器遊びをしました。たくさんのお客様で緊張しながらもニコニコ笑顔いっぱいで発表することができました。
　
　ちゅうりっぷ組のお友だちは、可愛いトトロの帽子をかぶって登場！！可愛い姿に会場の皆様もニッコリ♪カスタネットからすず、タンブリンへの持ち替えをしたりと難しいことにも挑戦しました。歌では、元気いっぱいちゅうりっぷ組さんらしい歌声を聴かせてくれました。
　
　さくら組のお友だちは、ピアニカの演奏をしました。４月から取り組んだとは思えないほどの上手な演奏でした。また、２番では合奏にもチャレンジ！２つのリズムを楽器ごとに使い分けて演奏していました☆お歌では英語の歌やジブリの平成狸合戦ぽんぽこでおなじみの『♪いつでもだれかが♪』を発表！！長い歌詞もしっかり覚え堂々と歌うことができました。『♪ドロップスのうた♪』ではお手製のペロペロキャンディーも登場し、可愛いかったです。
　
　ゆり組の鼓隊『♪レイダースマーチ♪』は、映画インディ・ジョーンズシリーズの第１作品、「レイダース～失われたアーク」のテーマソングとして、多くの人から愛されている名曲です。大きな太鼓やトリオ、シンバルを持って、勇気の湧いてくるような力強いマーチを聴かせてくれました。頭にかぶったベレー帽も、みんなよく似合っていましたよ！
　合奏の『♪愛のあいさつ♪』は、イギリスのエドワード・エルガーが結婚式のために作曲した曲。鼓隊の曲と一風変わって、ゆったりとした優しく美しい曲です。ピアニカ・キーボード・シンセサイザー・大太鼓・スネアドラム・ブロッケン・ビブラフォンを使って演奏しました。いつもは元気いっぱいのゆり組さんもその表情は真剣そのものでとてもかっこ良かったです☆
　英語の歌では、動物の絵カードを使って、先生と英語のコミュニケーションを楽しみ、『♪Ｇｏｉｎ’　ｔｏ　ｔｈｅ　ｚｏｏ♪（日本語のお歌では♪動物園へ行こう♪）』を歌いました。『ありがとうの花』は、「おかあさんといっしょ」で歌われている子どもたちの大好きなお歌です。にこにこのお顔でお口をしっかりと開け、弾むようなリズムでうたっていました。『♪はじめの一歩♪』では、しっとりと爽やかな歌声を聴かせてくれました。
　
　保育園最後の音楽会となるうめ組。大正琴ではドラマ『北の国から』の主題歌を、美しい音色と歌声で発表しました。雄大な北海道の大地を感じさせられるみんなの演奏に、うっとりと聴いておられる保護者の方もいらっしゃいました。
　合奏の『♪Ｙｏｕ　Ｒａｉｓｅ　Ｍｅ　Ｕｐ♪』は，トリノオリンピックのフィギュアスケートエキシビジョンにおいて、荒川静香選手が演じられた曲で、運動会の組体操のクライマックスの時にも使用した曲です。ハンドベル・ピアニカ・大太鼓・小太鼓・シンバル・鉄琴・木琴・キーボード・シンセサイザー・モンキータンブリンの１０種類の楽器を使って演奏しました。ハンドベルのロマンティックな旋律から始まり、ピアニカ、キーボード・・・と、次々に楽器が加わっていく構成はとても感動的でした。
　英語の歌では『Here comes Santa Claus』の曲を歌いました。講師の先生との楽しいやりとりや、小さなサンタに変身して、かわいらしく歌う姿がとても微笑ましかったですね。『またあえる日まで』は、元気いっぱい楽しく歌いあげました。
　フィナーレの『♪未来へ♪』は“Ｋｉｒｏｒｏ”のヒット曲で、お母さまへの感謝の気持ちがたくさん込められている歌です。ただ歌うだけでなく、歌詞の意味を知り、その曲に合った歌い方を意識して歌いました。。その豊かな表現力・歌唱力、そして間奏の間に入る「子どもたちの心のこもった言葉」には、会場全体が感動で包まれ、多くの方が涙を流されていました。

　「みんなで歌おう」の『♪世界に一つだけの花♪』は、ＳＭＡＰの代表曲。子どもから大人まで、世代を超えた国民的ヒットソングです。この曲を職員と会場のみなさまで熱唱しました。
　今年の職員からのプレゼントは、ハンドベルの演奏です。曲はディズニーメドレーでした☆ハンドベルの奏でるロマンテックな世界に、会場におられる方々からたくさんの拍手をいただきました。緊張していた職員も笑顔で発表できました。
　幕間では職員によるブラックパネルシアターを披露しました☆（黒いパネルボードに、蛍光のポスターカラーで色を付けた紙人形を貼っていくもの）　『♪赤鼻のトナカイ♪』、『♪ジングルベル♪』のクリスマスメドレーと、森山良子さんの『♪この広い野原いっぱい♪』の曲にのせて、ブラックライトの光によって浮かび上がった人形がとても美しかったです。


　１２９人の園児と会場のみなさま、そして職員たちと全員で作りあげた音楽会。音楽講師の久保先生のお話には大きくうなづかれ、英語のＢｅｄｉｌｕ先生とのやり取りもお楽しみいただきました。ハプニングあり、笑いあり、感動あり、涙ありと心和む素敵な音楽会となりました。子どもたちも、緊張しながらも、毎日一生懸命練習した成果を大舞台で十分に発揮できました。そして皆さまからの温かい拍手のプレゼントに、大きく自信をつけ成長してくれたことと思います。とりわけ大きいクラスの園児は、むずかしい曲にチャレンジしましたが、音楽を文字通り、楽しんでいる姿が見られました。そして最初はできなかったことが、努力を重ねできるようになったこと、バラバラだった音がクラスのみんなで一つの曲を作り上げることの楽しさや素晴らしさ、みんなで心を一つにすることの大切さを味わいました。出来ずに悩んだこと、悔しかったこと、嬉しかったこと、感動したこと等の全ての経験が子どもたちにとって大きな成長の一つになったこと、宝物になったことは間違いありません。
　職員も自分のクラスの子どもたちだけでなく、他のクラスの子どもたちの指導や演奏の手伝いなどにまわり、全員で今日の発表を作りあげました。子どもたちの日々の練習、当日の発表を見て、たくさん感動させられました。また、職員の出し物や幕間の出し物を通して、自らも楽しむことができました。
　終了後に「ありがとうございました」と感謝の言葉をたくさんの方にかけられ、また、「楽しかった」などの感想を聞かせていただき、職員は皆「頑張ってよかった」だけでなく「また頑張ろう」という熱い気持ちになりました。ありがとうございました。
　２月５日はおゆうぎ会です。今度はどんな成長した姿を見せてくれるのでしょうか。楽しみですね。





　　　　　　　　　　♪　未来へ　♪

　　　　　　　　　　　　　ほら　足元を見てごらん　
　　　　　　　　　　　　　これがあなたの歩む道
　　　　　　　　　　　　　ほら　前を見てごらん　
　　　　　　　　　　　　　あれがあなたの未来

　　　　　　　　　　　　　母がくれたたくさんの優しさ
　　　　　　　　　　　　　愛を抱いて歩めと繰り返した
　　　　　　　　　　　　　あの時はまだ幼くて意味など知らない
　　　　　　　　　　　　　そんな私の手を握り
　　　　　　　　　　　　　一緒に歩んできた

　　　　　　　　　　　　　夢はいつも空高くあるから
　　　　　　　　　　　　　届かなくて怖いね　だけど追い続けるの
　　　　　　　　　　　　　自分のストーリーだからこそ諦めたくない
　　　　　　　　　　　　　不安になると手を握り
　　　　　　　　　　　　　一緒に歩んできた

　　　　　　　　　　　　　その優しさを　時には嫌がり
　　　　　　　　　　　　　離れた母へ素直になれず

　　　　　　　　　　　　　ほら　足元を見てごらん
　　　　　　　　　　　　　これがあなたの歩む道
　　　　　　　　　　　　　ほら前を見てごらん
　　　　　　　　　　　　　あれがあなたの未来

　　　　　　　　　　　　　ほら　足元を見てごらん
　　　　　　　　　　　　　これがあなたの歩む道
　　　　　　　　　　　　　ほら　前を見てごらん
　　　　　　　　　　　　　あれがあなたの未来
　　　　　　　　　　　　　未来へ向かって
　　　　　　　　　　　　　ゆっくりと歩いていこう

１２月４日、笑顔いっぱいの音楽会♪　
　

　今回で３４回目を迎える音楽会♪子どもたちの発表をより近くで見たいということで寒い中、保育園の門にはたくさんの人が並んでおられました。
　さぁ今年の音楽会はどのようなものになったのでしょうか？

２０１０年１２月
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