3月24日うめ組31人、涙の卒園式☆


 今日は、平成22年度、第34回の卒園式が盛大に行われました。園庭のさくらのつぼみが子どもたちの持つ夢のように大きく膨らみ始めました☆「おはようございます」と登園してきた子どもたちは、めいっぱいおめかしをし、笑顔が溢れていました。またお母さまも約半数の方が着物を着て来られ、お祝いの場は晴れやかな雰囲気に包まれました。
 園庭での記念撮影の後、この1年間の思い出がたくさん詰まった写真をスライドショーでご覧いただきました.。改めて色んなシーンが思い出され、わが子の成長を感じ、式が始まる前に早くも涙する方もいらっしゃいました。
 いよいよ、お父さまやお母さま、鷹ヶ峯会役員の方々、ゆり(年中)組のお友だち、そして職員の拍手の中、うめ組31名が堂々と胸を張って入場しました。保育園で何度も歌った園歌。それも今日で最後だと思うと、胸が熱くなる思いでした。子どもたちも最後ということを噛みしめながら、歌詞一つ一つを丁寧に歌っていました。
 続いて卒園証書授与では、一人ひとりの名前を呼ばれると、大きな声で「はい!」と返事をして壇上に上がり園長先生から卒園証書をいただきました。壇上に上がるみんなの姿は堂々としていて、成長を感じられるものでした。
 園長式辞、鷹ヶ峯会(保護者会)会長の祝辞、記念品の贈呈のあと、卒園児による「お別れのことば」では、一人ひとりが保育園での思い出を語りました。はっきりと伝えるその口調から、子どもたちの想いが伝わりました。練習の時に涙するお友だちもいましたが、さすが年長組。本番では涙をぐっとこらえ、堂々と語る姿に、見ているこちらは感動し、涙なしではいられませんでした。途中には職員による歌『♪みんなきみのためにある♪』や、担任が作詞作曲した子どもたちの歌『♪感謝の気持ちを伝えたくて♪』『♪さよなら ぼくたちのほいくえん♪』も交え、進んでいきました。会場は、涙、涙でしたが、子どもたちの姿は本当に立派でした。保護者代表の謝辞では、さらにまた大人が涙に包まれました。そして、最後に『♪蛍の光♪』の歌のなか、胸を張ってご家族の前まで歩き、今までの感謝の気持ちをたくさん込めて一礼。その後、担任に抱きつき、言葉を掛けられとても嬉しそうな姿から担任との絆の深さも感じました。

 4月、新しいクラスに進級した頃は、まだまだ年長組と呼ぶにはどこか幼いところもありましたが、初めてお父さまやお母さま、家族のみんなと離れて過ごしたお泊り保育の比叡山登山で、達成感や満足感を味わい、ぐっと成長したみんなでした。
 お泊り保育からスタートした、シェンロンとの関わりを通して、様々な行事をみんなで乗り越えるたびに、1つずつドラゴンボールを手に入れてきたうめ組さん。
 運動会では自分で編んだ縄跳びを披露したり、跳び箱や鉄棒、組体操や和太鼓など、たくさんのことに挑戦しました。なかなか出来ずに、悔し涙を流したことや諦めてしまいそうになったこともありましたが、そばにいる仲間に支えられ、乗り越えることができました。
 音楽会では、合奏や大正琴に挑戦。ここでも諦めずに練習に取り組み、当日は大人顔負けの演奏を見せてくれました。
 最後の舞台発表である、おゆうぎ会ではうめ組の団結力を最大限に出しきり、自信溢れる発表を見せていたみんな。4月に見せていた姿とは大きく変わった子どもたちの成長ぶりに、たくさんの感動を与えてくれました。
 うめ組最後の行事の作品展では、マフラーやリース作り、貼り絵や泥だんごなど一つ一つ根気のいる作業を、最後まであきらめずにやりとげたみんな。絵画や制作からも子どもたちの成長が感じられました。

 男の子18名、女の子13名の素直で優しく、元気いっぱいだったクラス。31人が集まると、その団結力には担任も驚かされていました。保育園生活を通して、いろんなことに挑戦すること、あきらめずに最後まで取り組むこと、まわりの人への感謝の気持ちを持つことなど、様々なことを学んだ子どもたち。保育園で学んだたくさんのことをこれから歩む、小学校生活で生かしてくれたらと願っています。


 午後からは謝恩会にお招きいただきました。楽しいゲームや、子どもたちのお歌の発表、そして保護者や園児たちから職員へのプレゼントなど、様々な工夫を凝らされたおもてなしに、感動し、とても素敵なひと時を過ごすことができました。職員一同、心から感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
 保護者の皆様には、我々の保育にご理解をいただき、長い間たくさんご支援・ご協力をいただきました。至らぬ点も多々ありましたが、いつも温かく見守り、支えてくださったおかげで充実した保育をすることができましたことを大変感謝しております。

 この保育園に縁があって集まったうめ組のみんな。明日からはバラバラになってしまうけれど、ここで出会った31人の仲間は、いつまでもいつまでもかけがえのない大切な仲間です。また保育園に遊びに来て、成長した姿を見せてください。





      お別れのうた 『♪ 感謝の気持ちを伝えたくて ♪』
                              
                            作詞・作曲 阪井 恵美(担任)

         1.たくさんの人に支えられて
           こんなに大きくなったぼくたち
           感謝の気持ちを伝えたくて
           今ここで言うよ ありがとう

           初めて母から離れた日 不安でどれだけ泣いたっけ
           でもそれ以上に不安なのは父さん 母さんだったよね
           優しい先生のぬくもりと 一緒に過ごした友に支えられ
           いつの日か泣き顔がとてもすてきな笑顔に変わったんだ
           今ぼくたちはここから旅立つ
           大好きな仲間や先生たちと離れるのはとても寂しいけれど
           新たな出会いに向かい歩きだす

         2..うまく出来ずに悩んだ日 悔しくてどれだけ泣いたっけ
           いつもそばで見守ってくれた父さん母さん ありがとう
           一緒に練習励んだり 頑張ったなぁって誉めてくれて
           いつの日かとても大きな自信持てるようになれたんだ
           今ぼくたちはここから旅立つ
           大好きな仲間や先生たちと離れるのはとても寂しいけれど
           輝く未来に向かい歩きだす

           たくさんの人に支えられて
           こんなに大きくなったぼくたち
           感謝の気持ちを伝えたくて
           今ここで言うよ ありがとう

 
ご卒園おめでとうございます     
 保育証書授与   鷹ヶ峯会会長さまからのご祝辞
 保護者代表からの謝辞 お別れの言葉  先生と抱き合って退場 
 午後からは楽しい謝恩会  
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2011年3月
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