2月23日の日記

ようこそ!作品展へ ~ 123人のアーティストが勢揃い ~

  今日は、4月からいろいろな絵画や制作に取り組んできた子どもたちの作品展!たくさんの方が見に来てくださいました。

 絵画では、年齢によって使う材料や技法を変えて取り組んでいます。乳児組は、絵の具やクレパス、マーカーを使ってのびのびと描き、幼児組は、それに加え、コンテや墨を使い様々な思いを表現しています。4月から、描いてきた作品には、その時々の子どもたちの思いがあふれ出していて、絵画を通しても成長を感じることができます。

 制作では、保護者の方からご協力いただいた様々な廃材を使い、それぞれのクラスでテーマを決めて取り組みました。同じ材料を作っていても、それぞれの個性が溢れ、とても素敵な作品に仕上がっています。空き箱やペットボトルも子どもたちにとっては宝物♪思いがたくさん詰まった作品からは、子どもたちの発想力の無限さを感じさせられます

 

クラス 展示内容 
 たんぽぽ組(0,1歳児)   絵画1点他、 『くものこ くー とそらのなかまたち』(さとうめぐみ:作)という絵本をテーマに取り組みました。くものこ“くー”がお空の上で乗り物や動物など、いろいろな形の雲と出会い遊ぶお話です。1歳児はパスでお絵かきをしたり、折り紙をちぎったり、のりを使って制作しました。0歳児は絵の具の感触を楽しみながら手型を取ったり、マーカーで描きました。   
ちゅうりっぷ組(2歳児)  絵画2点他、『にじいろの さかな』(マーカス・フィスター:作)という絵本が大好きな子どもたち♪そこで今年のテーマは海の世界に…。
 2歳児クラスになり、のりやはさみを使った制作、造形遊びをたくさん楽しみました。作品には子どもたちの「楽しい♪」がたくさん詰まった素敵な海の世界が完成しました!
さくら(年少)組  絵画2点他、夏から『ぐるんぱのようちえん』(西内みなみ:作)をテーマに制作に取り組んできました。ダイナミックにぬたくり遊びを楽しみ、大きなぐるんぱ(ゾウ)を作ったり、ペットボトルをおしゃれにデコレーションして自分(人形)を作りました。最初は長続きしなかった制作も回を重ねるうちに道具の使い方が上手になり、こだわりも持つようになりました。どれも個性あふれる作品に仕上がりました。
ゆり(年中)組  絵画2点の他、 『不思議の国のアリス』(チャールズ・ラトウィッジ・ドジソン:作)をイメージにゆり組オリジナルの夢の世界を作りました。トランプの兵隊は子どもたちが“こんなトランプほしい”をデザインしました。大きな時計塔は切り紙で作ったステンドグラスで飾り付けました。人形は表情豊かでどことなく、作った子どもたちに似ています。個性豊かな作品に仕上がりました。
うめ(年長)組  絵画2点の他、泥だんご、絵皿、マフラー、芋づるのリース、コルクボードを制作をしました。“お泊り保育”で飾り付けたコルクボードには子どもたちが『夢』をテーマに描いた絵が飾られています。絵皿は『自分』をテーマに、個性豊かな作品に仕上がっています。秋に収獲したさつまいものツルを使った『芋づるのリース』では、今までの制作での経験が活かされています。『マフラー』や『泥だんご』は、時間と根気のいる制作です。一人ひとりの思いがたくさん詰まった“世界に一つだけの作品”となりました。
共同制作  共同作品のテーマは『みんなのかお』。123名全員が自分のかおをイメージして、年齢に応じた技法を取り入れ、おひな様を作りました。個性豊かな作品に仕上がりました。 

 

 

たんぽぽ組(0,1歳児)
ちゅうりっぷ組(2歳児)
さくら(年少)組
ゆり(年中)組
ゆり(年中)組
うめ(年長)組
うめ(年長)組
手作りおもちゃ 共同制作
 
 
 

 鷹ヶ峯保育園では、絵画・造形活動を通して、子どもたちの豊かな感性や創造性を伸ばすことを保育方針にうたっています。そのために日々色々なことを体験し、興味・関心を持ち、五感を通して様々な体験ができるような保育を目指しています。それらの経験は、絵画・造形活動で発揮され、感動を素直に表現してくれます。また、楽しく取り組む中で感性や想像力が豊かに育つことを願い、材料経験を豊かにしたり、クラスや年齢に合った題材を考えたり、子どもたちが「やってみたい」と思うような材料や場の設定に心がけています。

 この一年間で子どもたちは、行事や園外保育、日々の生活の中でたくさんのことを経験してきました。子どもたちの作品には楽しいことや嬉しいこと、感動したことなど、様々な想いや経験がたくさん詰まっています。今日の作品展を通して、この年齢の子どもたちにしか出来ない表現の素晴らしさを感じていただけたと思います。